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フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏が公開Q&Aで語ったこと その2

こんにちは、シャインです。

4回に分けて、2014年11月に行われたFacebook CEOのMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)氏の公開Q&Aを見ながら、

  1. Facebook社のミッションを通じた企業運営のあり方
  2. 起業家論

をザッカーバーグ氏がどう位置付けているかを紐解きたいと思います。

今回はその2回目です。

Facebookページへのリーチ数について

(ビデオでは15:40くらいから)

フェイスブック社の財務情報を検索してみました。売上の約97%は広告です。2016年度第二四半期の広告収入は前年度比163%で絶好調です。

この大きな収益源に対し、ザッカーバーグ氏はQ&Aへの回答として次のような興味深いコメントを残しています。

「今朝、私の友だちに赤ちゃんが産まれて、健康だということをニュースフィードで読んで、とても嬉しくなりました。それは私にとって関係のあることですが、それは世界にいる他のたくさんの人たちには関係のないことです。だからこそ、それが私たちがニュースフィードで届けたいことなのです。

しかしながら、システムにはこの固有の葛藤があります。ニュースフィードを読む全ての、それぞれの人に最上の経験を与えるために、ニュースフィードを最適化しようとしているか? ということと、ビジネスができるだけ多くの人に届くような手伝いができているか? ということです。」

この葛藤こそ、実はシャイン代表が楽天に入社した直後に感じた違和感の根源なのです。

ご存知の方も多いと思いますが、楽天は極めて後者(ビジネスが出来るだけ多くの人に届くような手伝いが出来ているか?)を最重要視したサービス設計をしています。買い物の際に自動的に登録されてしまう大量のスパムに近いメルマガなど、アンチ楽天の方々が忌み嫌うものはほとんど全ては楽天のスポンサーであるこのビジネスサイドの意向に基づき発信されています。

これに対して、ザッカーバーグ氏は明確な回答をしています。
「そして、私たちが行う全ての決断において、私たちはまず、Facebookを使っている人々に、ニュースフィードを読んでいる人に、まさに最上と言える体験を提供できるよう最適化を行えるようにしています。つまり、ビジネスがユーザーにとって有益なコンテンツを提供しているのであれば、それを見せるようにします。

しかし、もしもコンテンツが有益でなければユーザーには見せないかもしれません。だって、そのコンテンツよりも、友だちに子どもが産まれて、その子は元気だということのほうがユーザーにとっては重要かもしれませんから。

ですから、私たちがこのことについてどう考えているかという方針を示していくことは重要なことです。プロダクトが発展し続けるに連れて、より多くの人がより多くのものを共有するようになっていきます。

私たちは私たちにできる一番良いものを見せられるように最善を尽くし続けます。ユーザーが毎日シェアされている1500のもの1個1個全てに目を通せないというのは、どうしようもないことですから。理解していますしね。私はオーガニックリーチについてこのように考えています」

シャインはこのコメントで、フェイスブック社がGoogleやAmazon.comに非常に近い、あるいは彼ら以上に考えてサービス設計しているな、と感じました。

ビジネスが小さいうちは、どうしてもスポンサーである広告主の意向を聞いて、彼らのやりたいことに見合う機能などを作ってしまいがちです。

しかしながら、本来サービスというものは、利用者の皆さんがその会社を通じてよい体験をしたいからそのサービスに対して対価を払うものであり、よい体験をわざわざ損ねるサービスを使い続ける根気のある利用者はそんなにいないのです。

シャイン代表は東日本大震災後、楽天社内でエネルギー事業を立ち上げたわけですが、そのコンテンツで注意を払ったところはまさに「お客様をミスリードしない」ことでした。ですので、当時は太陽光発電について日本で一番詳しく正確なコンテンツを提供できたと自負しています。

シャインはまだ小さい会社ですが、お客様ひとりひとりによりよい体験をしていただけるよう務めてまいります。

映画『ソーシャル・ネットワーク』と起業家について

(ビデオでは21:30くらいから)

映画のリアリティはどれくらいか、という質問についてザッカーバーグ氏が(少し戸惑いながら)早口で回答しています。

「映画ではオフィスのデザインのように、いくつか面白いディティールが正確に描かれようとしていましたが、どうやってわれわれが世界をつなげるFacebookを作ったのかということや、どうやってそれをやったのかということについての最も重大なプロットについては、かなりの部分が創作です。

ちょっと心が痛いですね。つまり、私は自分たちのミッションを本当に真剣に考えていますし、私たちは本来ただ会社を立てるためにここにいるのではなく、世界をつなぐため、人々が自分の愛する人たち、気にかけている人たちとのつながりを保てるようにするため、そして彼らが世界の情報を得るための手助けをするためにここにいるのです。これについて私たちはとても真剣に捉えているのです。」

「だから、私が映画について最も面白いと思ったことは、映画作成者たちが私がどうやってFacebookを作って女の子の気を引こうとしたか、という筋書き全体を作り上げたということです。(中略)だから、なんというか、映画については創作されたものがあまりにも見逃せないので、そのせいで私は映画を深刻にとらえることが難しいのです。」

「しかし、本当のお話は、ただハードな仕事がたくさんあるだけです。そうでしょう? 人がつながることを助けようとして、そのミッションを心から信じていたから、エンジニアがたくさんいて、座り込んで、コードを書いて、そして、私たちはここにいるのです。だから、今日私たちのコミュニティには13億5000万人の人がいるのですが、世界には70億人いて、そして私たちは全ての人をつなげたいと思っています。だから、私たちはここにいるのです。」

まあ、どのインターネット会社も同じなのですが、実態は多かれ少なかれ同じです。

シャインが感じる示唆は、「愚直にサービスを磨くべし」ということですね。

ザッカーバーグ氏の起業家像

(ビデオでは25:50くらいから)

若者が会社やビジネスを始めたいときに使えるプログラムがあるか、という質問について、ザッカーバーグ氏はFacebook上の機能を説明しながら、最後に起業家像についてコメントしています。

「面白いプログラムが3つあります。まず大事なこととしては、何かを始めるのは大変なことだということです。それについてこだわりをもたないといけないですし、たくさんの試練が現れます。

私が思うやらなければならないことというのは、諦めないことと、何をしたいかを知っていることです。私の知っているのは、最良の起業家たちは会社を作るために会社を始めたわけではありません。彼らは世界に変化をもたらし、人々を助けたくて会社を作るのです。

もしもあなたがそれを守っていて、ひっきりなしに途中の道に現れるであろう試練が何であれそれに注力することに集中しているならば、使用可能なツールはたくさんあり、あなたが作ろうとしているものを作る手助けをしてくれる人もたくさんいるということに気がつくでしょう。」

シャインはこれからですが、「世界に変化をもたらし、人々の助けになる」事業を展開していきたいと思います。

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