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フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏が公開Q&Aで語ったこと その1

こんにちは、シャインです。

少し間が空いてしまいましたが、本日のポストは2014年11月に行われたFacebook CEOのMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)氏の公開Q&Aを見ながら、

  1. Facebook社のミッションを通じた企業運営のあり方
  2. 起業家論
をザッカーバーグ氏がどう位置付けているかを紐解きたいと思います。

(Q&Aの元動画は下記になります)

Messengerアプリ強制についてのコメント

(ビデオでは4:50くらいから)

Facebookを使っていない人のために予め説明すると、Facebookはウエブアプリからモバイル(スマホ)へ移行する過程でFacebookサービスからMessenger機能を別アプリに切り離す決断をしています(2011年8月)。その際に、従来のFacebookユーザにMessengerアプリを使うように「少し強引に」勧誘していた件について、Q&Aポストで一番コメントの多かったものとして紹介されました。

ここでザッカーバーグ氏は「まず最初に、私たちのコミュニティにいる人全員に、新しいメッセージアプリをインストールしてほしいということは多大な要求(big ask)だということをお知らせしておきたいと思います。」と前置きしたうえで、「私たちがこれをやりたいと思った理由は、このほうがより良い体験を持ってもらえると本当に信じているからです。」という姿勢を示しています。

後段でも繰り返し出てくるのですが、ザッカーバーグ氏を通じてFacebook社がやりたいことは「フリクション(摩擦)のないインターネットコミュニケーションの実現」という一点に集約されます。

ここでシャインが強調したいことは、「会社が実現したいことのメッセージがクリアなこと」と「メッセージの一貫性」の重要性です。

日本企業の多くは未だ、自社のサービスについて「バズワード」(一時的に流行っている用語)に連関させることを好みますが、日本人の特性として「流行り廃り」が他国に比べて急峻である、ということを考えても、この方法は好ましいものではないと考えます。この点においてザッカーバーグ氏のメッセージは、Facedbook社のミッションや提供サービスの随所に必ず紐づいていて、クリアで一貫性があり「なるほど」と思わせます。

 

シャインの提供しようとしているサービスコンセプトや会社としてやりたいことも、ザッカーバーグ氏の示唆のようにクリアで一貫性のあるものにしていきたいと考えました。

テストして採用しなかったUIについて

(ビデオでは10:00くらいのところから)

次の質問は「Facebookの機能で開発しテストしたが採用しなかったものはあるか」というものでした。

ここでザッカーバーグ氏は「約1万人の人々にそれを試してもらったり、10万人の人々にそれを試してもらったり、何かに参加することを選んだ人に試してもらったりして、それから私たちはその人たちがそれをどう思ったかを見て、すでに彼らが触れたことのある既存の技術よりもそれを好むかどうかを調べ、それがうまくいったら次にそれをもっと広く世に出します。」とサービスリリースのプロセスを説明しています。

このサービスリリースのプロセスも一般的で、ヤフーや楽天がこっそりとUI(User Interface;サイト上のボタンや表現など、利用者に提供するコンテンツや機能)を頻繁に変更してテストしているのと同じです。

ウェブサービス、あるいは現代ではモバイルサービスにおいては、サービスの品質は「Experience(体験)の質」で評価されます。これはウェブブラウザが世の中に出てからほぼ一貫した評価基準です。UX(User eXperience;利用者体験)価値がより重視され始めたのは2002年頃からですが、考えてみればこれは当たり前の評価基準で、なぜならばウェブサービス/モバイルサービスの「良し悪し」とは、

  1. 表示されるコンテンツがユーザの求めるそのものにより近いものであること
  2. それが見やすく操作し易いこと
  3. さらに表示速度その他が改悪されず、ユーザにストレスを感じさせないこと

が重要だからです。

ここでシャインが考える重要な示唆は、「このサービスリリースの根底にある『サービスの良し悪し』は、何もインターネットサービスに限ったことではない」ということです。

シャイン代表は新卒でJR東海という鉄道会社に入社しましたが、JR時代に「鉄道を利用される方々に、もっとよいサービスを提供するにはどうすればよいか」を考え続けてきた一つの答えが楽天に5年間経験した上記のことでした。

ですからシャインも、今後提供するサービスについて、よりUXに重点を置いた設計をしていこうと考えています

Q&Aに戻ります。

そしてザッカーバーグ氏はこう続けます。

「だから自分の考えているものがちゃんとしているというふうに思えなければ人々にそれを体験してもらおうとしたりはしないわけなのですが、自分が本当に良いと思っていたたくさんのものが、人々に体験してみてもらうと様々な理由で想定していたよりも気に入ってもらえなかったという場合があります。」

シャインはここにザッカーバーグ氏の企業経営者としての奥深さを読み取りました。

起業家というものは得てして「自分が作ってきた(構築してきた)ものは、自分が一番よく分かっている」と思いがちです。なので時には傲慢に見えたりします。

しかしこのザッカーバーグ氏のスタンスは、その起業家の傲慢さを超えて、「(他人の意見をしっかり聞き)会社として世の中によりよいサービスを出していくのだ」という気概にあふれています。これはシャイン代表がJR時代に、JR東海という会社で随時感じていた気概と一致します。

JR東海も、東海道新幹線という輸送サービスを磨いていく過程の中で色々なイノベーションをしています。それらは新車両の機能だったり信号のシステムだったりするわけですが、その検討はネットサービスと異なりともすれば乗客の皆さんの命を預かっているわけですから、色々なサービスアイデアの中からかなり長い期間をかけて輸送システムとして無理なく適合し洗練されたものをリリースしています。

シャインもスタートしたばかりの会社ですが、世の中の意見をしっかり聞き、よりよいサービスを提供できる会社にしていきたいと思っています。

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